期日: 2014年11月25日(月),26日(火)
会場: 東京理科大学 森戸記念館 第2フォーラム
( https://www.tus.ac.jp/facility/morito/ )
セミナー内容:
本セミナーでは,大学院生や企業の制御関係に携わる若手の人材を対象に,システム同定/状態推定・古典/現代/ロバスト制御について,理論的な詳細には深入りしすぎずに各方法の本質を広く理解することを通して,その全体像を把握することを目的にします.講師の先生には,システム同定・制御系設計に関する著書やセミナー講師の経験を豊富にお持ちである2人の先生方をお迎えし,モデリングから制御系設計までを系統的にわかりやすく講義していただく予定です.
本セミナーは2日間にわたって開催されます.1日目は,モデルベースト制御系設計に欠かせないモデリングとモデルを用いた状態推定について,その基礎を平易に幅広く講義していただきます.2日目は制御系設計編として,古典制御をはじめ,現代制御,ロバスト制御をそのつながりに焦点を当ててわかりやすく講義していただきます.
モデリングと制御系設計をまとめて学べる希少な機会であり,両日のご参加をぜひともお勧めしますが,どちらか1日だけの参加も可能ですので,みなさまのニーズに応じて活用していただければ幸いです.
講師: 足立 修一 君(慶應義塾大学),平田 光男 君(宇都宮大学)
講義内容:
11月25日(火)(第1日目)9:30−12:30,13:30−16:30
モデリング編: 制御対象のモデリング(足立)
モデルベースト制御系設計の第一段階は,制御対象の「モデリング」です.このモデリングの出来不出来が最終的な制御系の性能を決定するといっても過言ではありません.本講義では,モデリングの基礎について平易に解説します.まず,第一原理モデリングとシステム同定の考え方を紹介し,実験データからモデリングを行うシステム同定について詳しく説明します.最後に,モデルを用いた状態推定法であるオブザーバとカルマンフィルタについて簡単に紹介します.
11月26日(水)(第2日目)9:30−12:30,13:30−16:30
制御系設計編: 制御系設計〜古典・現代からロバスト制御まで〜(平田)
モデルベースト制御系設計を成功させるには,古典制御及び現代制御はもちろんのこと,ロバスト制御の考え方も重要となります.これらの制御法は,それぞれ独立しているわけではなく,互いに密接に関わっています.しかし,古典からロバストまでをまとめて系統的に学ぶ機会は多くありません.そこで,本セミナーでは,これらの制御法を1日で講義することを試みます.時間が限られていることから,内容を厳選し,各制御法の本質とそれらの間の関係が明確になることを重視した構成とします.
定員: 60名(定員になり次第,締め切ります)
参加費:
正会員 学生会員 会員外 賛助会員枠
両日参加 20,000円 8,000円 40,000円 8,000円
第1日のみ参加 10,000円 4,000円 20,000円 4,000円
第2日のみ参加 10,000円 4,000円 20,000円 4,000円
申込締切: 2014年11月10日(月)
申込方法: 申し込み方法など,詳細につきましては
https://www.sice-ctrl.jp/jp/wiki/wiki.cgi/c/semi?page=design2014
をご覧ください.
問合わせ先:
SICE 制御部門 事業委員会:
鈴木 雅康(宇都宮大学),E-mail: ma-suzuki@cc.utsunomiya-u.ac.jp
中村 幸紀(東京農工大学),E-mail: yukino-n@cc.tuat.ac.jp
若佐 裕治(山口大学),E-mail: wakasa@yamaguchi-u.ac.jp
大石 泰章(南山大学),E-mail: oishi@nanzan-u.ac.jp
瀬部 昇(九州工業大学),E-mail: sebe@ai.kyutech.ac.jp
学会事務局: 部門協議会担当,電話(03)3814-4121,
E-mail: bumon@sice.or.jp