SICE制御部門プラントモデリング部会の2017年度第1回研究会が下記要領で開催されます.
ご参加される場合,下記の申込書を記載の上,茨城大学の楊先生にお申込みください
- 日時: 2017年9月8日(金) 13:30-17:10
- 場所:東京電機大学千住キャンパス5号館(新館)2階 5203教室
(https://www.dendai.ac.jp/access/tokyo_senju.html)
- 参加費:無料(技術交流会は有料)
- テーマ:「データに基づくモデリングと制御系設計最適化」
- プログラム:
13:30-13:40 開会の辞
13:40-14:40 「モデルベース開発 (MBD)とプラントモデリング」
株式会社テクノバ 大畠明 氏
14:50-15:50 「自動車エンジンの境界モデリングと境界近傍制御」
東京電機大学 岩瀬将美 先生
16:00-17:00 「予測制御のための重点モデリング」
富士通研究所 飯村由信 氏
17:00-17:10 閉会の辞
17:45-20:00 技術交流会(参加任意,会場周辺の予定,5000円程度)
.
—————————————————————————————————————————————————–
参加申込書
◆ 研究会に:参加する / 参加しない (どちらか一方を削除下さい)
◆ 技術交流会に:参加する / 参加しない (どちらか一方を削除下さい)
◆ 所属:
◆ お名前:
◆ メール:
—————————————————————————————————————————————————–
参加申し込み期限: 2017年9月1日(金) 先着順(定員100名)
申込先:茨城大学 楊子江 shikoh.yoh.zijiang [at] vc.ibaraki.ac.jp
※ [at] を @ に変更して下さい.
講演概要
13:40-14:40
題目:モデルベース開発 (MBD)とプラントモデリング
講師:株式会社テクノバ 大畠明 氏
概要:モデルベース開発は「モデルを用いた制御システム開発」であり,製品と開発プロセスの継続的改善を効率よく行う開発スタイルである.プラントモデルは中心的役割を演じるが,混合物理領域モデリングと実験モデリングは孤立していて,両者を統合するモデリング理論は十分発展しているとは言えない.ここでは,エンジン制御の基本構造と制御システムの設計論としての,MBD,制御理論,プラントモデリングについて述べる.
14:50-15:50
題目:自動車エンジンの境界モデリングと境界近傍制御
講師:東京電機大学 岩瀬将美 先生
概要:自動車エンジンを高効率・低燃費で稼働させると,エンジンが正常稼働する限界状態に近づくといわれており,この限界つまり正常動作領域を明示的に求める境界モデリングが望まれている.ここでは自動車エンジンが失火またはノッキングを起こすエンジン状態の領域の境界をモデル化することを目的とする.この目的に対し,データに基づく境界モデリング,物理的な解釈に基づく境界モデリングのアプローチとその結果を紹介する.得られた境界モデルを利用した,要求された運転状況をなるべく実現しつつ境界を逸脱しない境界近傍制御について,取り組んできたアプローチも併せて紹介する.
16:00-17:00
題目:予測制御のための重点モデリング
講師:株式会社富士通研究所 飯村由信 氏
概要:近年では,予測制御の高精度化のために,データを用いて制御モデルを作成する研究が盛んである.これらの研究では,対象システムからデータを採取し,それらのデータに対して統計モデルを当てはめることによって制御モデルのモデリングを行う.この流れ全般において,各データは全て均等に扱うことが一般的である.しかし,データには予測制御に対して重要なものとそうでないものが存在し,重要なものを特に重視して扱う重点モデリングを行うことで予測制御の精度を向上させることができる.本発表では,エンジン制御と蓄電池制御における重点モデリングの実施例を紹介する.