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How2Write2014

「論文塾・プレゼン塾」


主催・企画: 計測自動制御学会 論文集委員会制御部門 事業委員会,会員・広報委員会


  企画概要

 SICE論文集委員会,制御部門・事業委員会と会員・広報委員会では,昨年好評だった,質の高い論文執筆について学べる「論文塾」に加えて,口頭発表のノウハウを学べる「プレゼン塾」を加えた新しい企画を予定しています.
 第1部「論文塾」では,論文作成について深い知見と経験をお持ちの3人の講師の先生から,和文および英文で論文を執筆する場合の総合的な内容,学と産との比較,知財を維持しながら論文をまとめるための視点などについての講演を予定しています.
 第2部「プレゼン塾」では,現役の女性アナウンサーを講師に招き,「聞き取りやすい話し方」のテクニックを,会員・広報委員会委員長との掛け合いでご紹介し,効果的な口頭発表のヒントを学びます.
 どなたでも参加できますが,これから論文執筆や口頭発表をめざす若手研究者や,企業の研究者,技術者の方にとって,特に有意義です.ふるって参加されるようお願いいたします.
 なお,参加費用は無料ですが,会場に限りがあるため下記の申し込み先から手続きをお願いします.

日時:2014年9月9日(火) 12:30〜17:20

会場:北海道大学 B32講義室

講師:

【第1部:論文塾】
講師:池田 雅夫 君(大阪大学),川邊 武俊 君(九州大学),中川 繁政 君(新日鐵住金)
司会:瀬部 昇 君
【第2部:プレゼン塾】
講 師:伊藤 里奈 君(フリーアナウンサー)
聞き手:植木 美和 君(富士通研究所)
司 会:大矢 純子 君

 参 加 費

無料

 定員

60名

 参加申込

SICE 部門行事申込みページよりお申し込みください.

 申込締切

2014年8月15日(金) ※申込先着順で定員に達し次第,締め切ります.

  講演内容

【第1部:論文塾】

1. 12:30〜13:40
題 目:論文の書き方−読む人の視点に立つこと
講演者:池田 雅夫 君
概 要:論文だけでなく,教科書,解説記事,競争的研究資金の申請書等にも通じることであるが,読者を意識して書くことが必要である.どういう人が読者かを想像し,その人たちに,「面白い」,「なるほど」,「そういうことだったのか」などと感じさせることが大事である.この意味で,論文は小説と同じである.論文の場合,読者の第1は査読者であり,ここを通過しない限りは論文になり得ないので,査読者を満足させることが必要となる.査読者は常に批判的な視点で論文を見ている.つぎの読者は,主に専門を同じくする人たちであり,その人たちの興味を引くことが必要である.論文塾では,このような認識のもとで,論文の書き方を論じようと考えている.
2. 13:50〜14:40
題 目:企業若手エンジニアのための論文作成のポイント
講演者:中川 繁政 君
概 要:産業界の企業エンジニアにとって,論文投稿は敷居が高く思われており,SICE論文集への投稿数も掲載数も多くない.本講では,企業若手エンジニアを主たる対象として,自身の経験も踏まえながら,産業分野における論文作成のためのポイントについて述べる.また,企業ノウハウと外部技術開示の境界や,エンジニアにとっての論文執筆の動機付け,産業分野の論文の価値などについて,企業エンジニアの立場および論文集の元委員長として論文集に係わってきた経験をもとに述べる.
3. 14:50〜16:00
題 目:企業人が書く論文
講演者:川邊 武俊 君
概 要:企業のエンジニアが書く文章で代表的なものは,特許と技術報告書とであろう.職種によっては仕様書や取扱説明書などが含まれるかもしれない.みな重要な知的財産である.学会へ投稿する学術論文はどうであろうか.権利化されるわけではなく,公開されてしまっては企業独自のノウハウにもならない.一見,企業には価値のない文書のようである.本当にそうなのであろうか? 論文を投稿し,査読を受ければ,技術に客観性,論理性が問われる.したがって,技術は再整理され,磨かれ,つぎの技術に発展する可能性がある.企業人が論文を書くことの価値や企業人にしか書けない論文の書き方を考えてみる.

【第2部:プレゼン塾】

1. 16:10〜17:20
題 目:女性アナウンサーから学ぶ−聞き取りやすい話し方
講演者:伊藤 里奈 君
聞き手:植木 美和 君
概 要:イベントの司会やトークショーなどで活躍する現役の女性アナウンサーから,「聞き取りやすい話し方」のテクニックを披露します.発音のちょっとしたテクニック,ボイストレーニング,心地よく聞き取れる高低の付け方などを紹介します.またイベントでのアテンションゲッティングのノウハウも紹介し,ポスターセッションなどでの効果的なプレゼンテーションのヒントを学びます.聞き手は,会員・広報委員会委員長の植木美和君が務めます.

 問い合せ先

論文集委員会および会員・広報委員会

〒113-0033 東京都文京区本郷1-35-28-303
公益社団法人 計測自動制御学会
知財・事業グループ 論文集担当/総務グループ 会員広報担当
電話 03-3814-4121,FAX 03-3814-4699
E-mail:trans@sice.or.jp

 講師紹介

池田 雅夫(いけだ まさお) 君(正会員,フェロー)

1971年大阪大学大学院工学研究科通信工学専攻修士課程修了,73年同博士課程を中途退学.同年神戸大学工学部システム工学科助手,90年同教授.95年大阪大学に移り,工学研究科機械工学専攻教授,2010年名誉教授.制御理論とその応用の教育と研究に従事.その後,大阪大学大型教育研究プロジェクト支援室統括マネージャー・特任教授.現在,大阪大学副学長(URA担当).工学博士.IEEE Life Fellow,日本機械学会フェロー,本会名誉会員.2005年本会会長,2007-11年SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration の Editor in Chief.

川邊 武俊(かわべ たけとし) 君(正会員)

1981年早稲田大学 理工学部 応用物理学科 卒業.84年早稲田大学大学院 理工学研究科 物理学及応用物理学専攻 修了.同年日産自動車(株)入社 総合研究所電子情報研究所.92年,93年東京大学大学院 工学系研究科 計数工学専攻大学院研究生.94年東京大学 大学院 工学系研究科 より博士号取得.2005年日産自動車(株)を退社.九州大学 システム情報科学研究院 教授就任.現在に至る.計測制御エンジニア.自動車の制御研究に従事.日本機械学会,電気学会,自動車技術会,IEEEなどの会員.

中川 繁政(なかがわ しげまさ) 君(正会員)

1987 年京都大学大学院工学研究科数理工学専攻修士課程修了.同年住友金属工業(株) に入社.鉄鋼圧延プロセスの制御技術の研究開発に従事.2011 年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了.博士(工学).92 年,2008年,2010 年,2011 年計測自動制御学会技術賞,2011 年日本鉄鋼協会俵論文賞,2012 年日本鉄鋼協会学術記念賞(白石記念賞),2012 年第4 回ものづくり日本大賞優秀賞を受賞.日本鉄鋼協会会員.

伊藤 里奈(いとう りな) 君

青山学院大学法学部卒 テレビ朝日アスク(アナウンサー養成スクール)を経て,秋田朝日放送,福島テレビのアナウンサーとして経験を積んだ後フリーとなる.フジテレビ「スーパーニュース」,テレビ朝日「ワイドスクランブル」でリポーター,2013年東京MXテレビ「サタデーLEVE」のナレーションを務める.
2011年より13年まで3年間,計測展JEMIMAステージのキャスター兼リポーターとして活躍し,計測制御分野でのアプリケーション事例にも詳しい.

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