SICEセミナー「モデルベースト制御系設計〜モデリングから制御系設計までを系統的に学ぶ〜」2015
主催・企画
計測自動制御学会 制御部門
協賛(依頼中を含む)
システム制御情報学会, 自動車技術会, 人工知能学会, スケジューリング学会, 精密工学会, 電気学会, 電子情報通信学会, 土木学会, 日本音響学会, 日本応用数理学会, 日本機械学会, 日本建築学会, 日本航空宇宙学会, 日本鉄鋼協会, 日本電気計測器工業会, 日本知能情報ファジィ学会, 日本フルードパワーシステム学会, 日本リモートセンシング学会, 日本ロボット学会, バイオメカニズム学会, ヒューマンインタフェース学会, プロセス計装制御技術協会, 計装研究会
お知らせ
2015/11/19:
セミナー資料の情報をメールにてお知らせいたしました.もしメールが届いていない場合は,奈良先端大 南 (minami [at] is.naist.jp) までご連絡ください.
2015/11/17:
申込みを締切らせて頂きました.多数のお申込を頂き大変ありがとうございました.
2015/8/25:
申込みサイトをオープンしました.
2015/8/24:
Webページを公開しました.
セミナー内容
制御系を設計しようとする場合,数多あるモデリング・制御方法の中で如何なるものが制御対象にとって適当であるか,その判断が設計者に求められます.ところが,制御工学の修学においては,分類されたテーマを複数の書籍や大学の講義を通して個別に学ばざるを得ないのが実情であり,各々の特徴を整理し制御工学全体を系統的に捉えておくことは容易なことではありません.
本セミナーでは,大学院生や企業の制御関係に携わる若手の人材を対象に,システム同定/状態推定・古典/現代/ロバスト制御について,理論的な詳細には深入りしすぎずに各方法の本質を広く理解することを通して,その全体像を把握することを目的にします.講師の先生には,システム同定・制御系設計に関する著書やセミナー講師の経験を豊富にお持ちである2人の先生方をお迎えし,モデリングから制御系設計までを系統的にわかりやすく講義していただく予定です.
本セミナーは2日間にわたって開催されます.1日目は,モデルベースト制御系設計に欠かせないモデリングとモデルを用いた状態推定について,その基礎を平易に幅広く講義していただきます.2日目は制御系設計編として,古典制御をはじめ,現代制御,ロバスト制御をそのつながりに焦点を当ててわかりやすく講義していただきます.
モデリングと制御系設計をまとめて学べる希少な機会であり,両日のご参加をぜひともお勧めしますが,どちらか1日だけの参加も可能ですので,みなさまのニーズに応じて活用していただければ幸いです.職場や大学での研究・開発などで制御系設計を考えられている技術者・学生・研究者の方はもちろん,モデリング・制御系設計を基礎から勉強しようという方,関心をもたれている方,さらには実際の現場での適用を考えておられる方など多くの方々のご参加をお待ちしております.この貴重な機会を逃さず,是非ご参加されますようお願い申し上げます.
SICE 賛助会員については特典として,申込期限までの事前申込の場合には,割引料金にてセミナー受講ができることになっております.賛助会員組織の方々も奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます.賛助会員リストはこちらからご覧頂けます.
期日
2015 年 11 月 30 日(月),12 月 1 日(火)
会場
常翔学園大阪センター(301+302教室)
大阪市北区梅田3-4-5 毎日インテシオ3F
http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html
キャンパスへのアクセス:JR大阪駅から徒歩10分
参考URL: http://www.josho.ac.jp/facility/osakacenter.html
講義内容
講師
足立 修一 君(慶應義塾大学),平田 光男 君(宇都宮大学)
11 月 30 日(月)(第 1 日目)10:00−13:00,14:00−17:00
モデリング編: 制御対象のモデリング(足立)
概要:モデルベースト制御系設計の第一段階は,制御対象の「モデリング」です.このモデリングの出来不出来が最終的な制御系の性能を決定するといっても過言ではありません.本講義では,モデリングの基礎について平易に解説します.まず,第一原理モデリングとシステム同定の考え方を紹介し,実験データからモデリングを行うシステム同定について詳しく説明します.最後に,モデルを用いた状態推定法であるオブザーバとカルマンフィルタについて簡単に紹介します.
12 月 1 日(火)(第 2 日目)10:00−13:00,14:00−17:00
制御系設計編: 制御系設計〜古典・現代からロバスト制御まで〜(平田)
概要:モデルベースト制御系設計を成功させるには,古典制御および現代制御はもちろんのこと,ロバスト制御の考え方も重要となります.これらの制御法は,それぞれ独立しているわけではなく,互いに密接に関わっています.しかし,古典からロバストまでをまとめて系統的に学ぶ機会は多くありません.そこで,本セミナーでは,これらの制御法を1日で講義することを試みます.時間が限られていることから,内容を厳選し,各制御法の本質とそれらの間の関係が明確になることを重視した構成とします.
講師紹介
足立 修一(あだち しゅういち)君(正会員)
1986年慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士).同年(株)東芝入社,1990年宇都宮大学工学部電気電子工学科助教授.2002年同大学工学部電気電子工学科教授.1993年〜1996年航空宇宙技術研究所客員研究官を兼務.2003年〜2004年ケンブリッジ大学工学部客員研究員.2006年慶應義塾大学理工学部物理情報工学科教授.現在に至る.制御系設計のためのモデリング,状態推定理論,システム同定理論とその応用に関する研究に従事.
平田 光男(ひらた みつお)君(正会員)
1993年千葉大学大学院工学研究科修士課程修了,1996年千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了.同年千葉大学工学部助手,2004年宇都宮大学工学部助教授,2007年同准教授,2013年同教授,現在に至る.博士(工学).2002年〜2003年カリフォルニア大学バークレイ校機械工学科客員研究員.ロバスト制御,ナノスケールサーボ制御,およびそれらの産業応用に関する研究に従事.
定員
60 名(定員になり次第,締め切ります)
資料(テキスト)
1日目の資料:足立修一 著,システム同定の基礎,東京電機大学出版局,2009 (当日会場にて2,333円(定価2割引)で販売)
2日目の資料:事前に電子媒体で配信.当日はモノクロ冊子体で配布
参加費
正 会 員 | 学生会員 | 会 員 外 | 賛助会員枠 | |
---|---|---|---|---|
両日参加 | 20,000円 | 8,000円 | 40,000円 | 8,000円 |
第1日のみ参加 | 10,000円 | 4,000円 | 20,000円 | 4,000円 |
第2日のみ参加 | 10,000円 | 4,000円 | 20,000円 | 4,000円 |
賛助会員枠での参加は 30 名(受講者枠の半数)までであり,下記申込締切時においてこれを超過した場合には賛助会員口数や申込順等を考慮して受講者を決定させて頂きます.賛助会員枠での受講の可否については,下記申込締切り後 7 日以内にメールにてお知らせいたします.賛助会員枠での受講に漏れた場合および期限を過ぎての申込の場合には,正会員と同じ取扱とさせて頂きますが,詳細については本 web ページの更新情報および参加申込 URL をご覧下さい.
参加申込
申込締切
2015 年 11 月 16 日(月)
申込方法
申込みを締切らせて頂きました.
参加費振込方法
部門大会・シンポジウム・セミナー等での参加費振込要領をご覧ください.
キャンセルポリシー
本セミナー参加申込のキャンセルポリシーは下記の通りです.(申込のキャンセルは,学会事務局にご連絡ください.)
参加費が支払済みの場合
2015年11月20日(金)(開催日 10 日前)まで: キャンセルを受け付けます(手数料は参加者負担で返金いたします).
2015年11月21日(土)以降: キャンセルを受け付けません(返金不可).
(i) 代理の出席または (ii) 当日配布資料がある場合はその発送
のいずれかを選択していただきます.
参加費が未払いの場合
2015年11月20日(金)まで: キャンセルを受け付けます.
2015年11月21日(土)以降: キャンセルを受け付けません.参加費をお支払いただきます.
問合わせ先
(スパムメール防止のため@を [at] と記載しております.)
SICE 制御部門 事業委員会
- 新銀 秀徳(山口大学), E-mail: shingin [at] yamaguchi-u.ac.jp
- 南 裕樹(奈良先端科学技術大学院大学), E-mail: minami [at] is.naist.jp
- 鈴木 雅康(宇都宮大学), E-mail: ma-suzuki [at] cc.utsunomiya-u.ac.jp
- 仲田 勇人(トヨタ自動車),E-mail: hayato_nakada [at] mail.toyota.co.jp
- 大石 泰章(南山大学), E-mail: oishi [at] nanzan-u.ac.jp
学会事務局 部門協議会担当
電話(03)3814-4121,E-mail: bumon [at] sice.or.jp
SICE制御部門事業委員会
SICE制御部門
SICE