第11回制御部門ワークショップ 「環境・エネルギー問題に関する制御」
プログラム変更のお知らせ
3件目のご講演 16:20-17:20 エネルギーマネジメントセンサネットワークによる快適性と利便性を考慮した需要供給制御
はキャンセルとなりました.
このような変則的な状況ですので参加費は無料といたします.すでにお支払い済みの方に対する返金方法等につきましては,後日ご連絡いたします.
2011年3月14日 制御部門ワークショップワーキンググループ
第11回制御部門ワークショップは期日どおり開催させていただきます.
(参加のキャンセルが可能ですので,ご無理のない範囲でご参加ください.キャンセルの連絡は下記の問い合わせ先までお願いいたします.)
2011年3月13日 制御部門ワークショップワーキンググループ
主催・企画
計測自動制御学会 制御部門
日時
2011年3月15日(火)14:00〜17:20
会場
琉球大学法文学部114講義室(千原キャンパス)
〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町字千原1番地
ご周知のとおり,第11回制御部門大会が2011年3月16日(水)〜3月18日(金)に琉球大学 千原キャンパス(沖縄県中頭郡西原町)で開催されます.例年と同様に部門大会前日に有料(賛助会員および部門大会に参加する学生は無料)のワークショップを企画したいと思います.
毎年行われている定番SICEセミナー (ロバスト制御,システム同定など) が広く会員を対象としているのと異なり,ワークショップは制御部門大会の参加者を対象に考えて,制御部門に関係する先端的な話題,基礎的な話題などを集中的に講習し,受講者に短期間で身につけていただくというものです.
今回のワークショップでは,環境・エネルギー問題に関する制御をテーマとし,自然エネルギーシステムの制御と電気自動車の最新動向と実用事例について,わかりやすくお話ししていただきます.
制御部門大会にお越しの方は,ぜひこの機会にご参加いただければ幸いです. また部門大会の参加者に限らず,どなたでもご自由に参加できますので,研究者・エンジニア・学生の皆様には,この機会を逃すことなく,ぜひ奮ってご参加いただきますようご案内申し上げます. 特に,賛助会員の方々および部門大会に参加する学生の方々は無料で聴講できますので,部門大会と同様に積極的なご参加をお願いいたします.
プログラム
1. 自然エネルギーシステム
14:00-15:00 FWAを基盤とした島嶼型自然エネルギーシステムの遠隔監視・制御システム
・講師 玉城 史朗 君(琉球大学工学部)
・概要 近年の地球温暖化防止策の大きな流れとして自然エネルギーの有効活用が注目されている.その中でも,特に,太陽光,風力発電システムは,実用的な発電システムとして導入が進んでいる.一方,食の安心・安全に対する意識の高まりと共に,農業分野における省エネ化は非常に重要な問題となっている.すなわち,食の地産・地消とエネルギーの地産・地消を一体となって推進する動きが地方から高まっている.本研究では,島嶼やへき地の小規模農業施設の動力源を確保するための手段として,風力と太陽光を用いたハイブリッド発電システムの遠隔監視・制御システムの構築について述べる.すなわち,島嶼地域では,通信インフラが非常に脆弱なため,その地域に自然エネルギー発電システムを設置しても,運用管理が非常に困難となる.われわれは,沖縄県の離島に地元農業の振興に役立てるための動力源として小型ハイブリッド発電システムを設置し,その運用・管理を行うため,FWA(Fixed Wireless Access)を自ら構築した.そして,システムの運転データや,気象データを遠隔より,オンラインで計測し,稼働状況管理,さらには,台風等の災害時における運転停止システムを構築した.本ワークショップでは,それらの概要を詳説する.
2. 電気自動車とエネルギーマネジメント制御
15:10-16:10 コ・モビリティ社会における電気自動車
・講師 太田 純 君(慶應義塾大学コ・モビリティ社会研究センター)
・概要 地域過疎,高齢化が進む社会の活性化を図るため,モビリティとコミュニティが融合した「コ・モビリティ社会」の研究が始められた.この研究は,環境に優しい電気自動車(電動移動体)をモビリティの中心としている.本講演では,電気自動車100台が導入された長崎県・五島の実稼働状況,「コ・モビリティ社会」の概念と電動移動体の開発,ドライビングシミュレータ,地域実証実験を紹介する.
(講演キャンセル)16:20-17:20 エネルギーマネジメントセンサネットワークによる快適性と利便性を考慮した需要供給制御
・講師 西 宏章 君(慶應義塾大学理工学部)
・概要 エネルギーマネジメントセンサネットワークの構築を通して地域のエネルギー需要を最適化するクラスタエネルギーマネジメントシステム(CEMS)について述べる.本発表では,長崎県五島市における総務省事業の実施内容を中心に,センサネットワークにより取得した環境情報,人や車の行動情報をもとに,それらの「見える化」とエネルギーマネジメントへの適用例,更にCEMS構築手法について解説する.
定 員
90名(定員になり次第,締め切ります.)
参 加 費
無料
正会員 2,000円 一般学生 1,000円 会員外 3,000円
ただし,賛助会員の方々および部門大会に参加する学生の方々は無料です.
参加申し込みURL
当日会場に直接お越しください.
問合せ先
向井正和
九州大学 システム情報科学研究院
TEL: 092-802-3691 FAX: 092-802-3692
E-mail:mukai[a]ees.kyushu-u.ac.jp([a]を@に変更してください)
児島晃
首都大学東京 システムデザイン学部
TEL&FAX: 042-585-8646
E-mail:akojima[a]cc.tmit.ac.jp ([a]を@に変更してください)
講師紹介
玉城史朗君: 昭和56年徳島大学大学院工学研究科情報工学専攻修了(大松研),昭和58年大阪大学基礎工学研究科機械系博士後期課程退学(有本研),昭和58円大阪大学基礎工学部助手,昭和61年岡山理科大学得理学部応用数学科講師,平成元年琉球大学工学部助教授,平成8年同教授.
太田純君: 昭和50年東北大学工学部応用物理学科卒業,昭和50年日本電気株式会社(NEC)入社,平成19年慶應義塾大学先導研究センター特別研究教授/NEC中央研究所研究企画部シニアエキスパート,コ・モビリティ社会研究センターにて「コ・モビリティ社会の創成」研究に従事.
西宏章君: 1999年技術研究組合新情報処理開発機構 並列分散システムアーキテクチャつくば研究室研究員,2001年日立製作所研究開発本部所属中央研究所所属,2002年慶應義塾大学システムデザイン工学科助手,2006年慶應義塾大学システムデザイン工学科専任講師,2007年慶應義塾大学システムデザイン工学科准教授.
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